飲食店の経営者が抱える悩み|赤字でも黒字でも…対策法を伝授します

飲食店
Side view of young man brain and thinking concepts

飲食店を経営していると様々な問題に直面します。日々の売上、メニューの考案、集客の方法、従業員教育など、悩みが尽きることはありません。赤字経営であれば頭を抱えることは当然ですが、一方で黒字経営でも悩むポイントは沢山あります。
本記事は、赤字経営者と黒字経営者のそれぞれの視点から、どのような所で悩むのかを解説していきます。

  1. 赤字で困っていること|赤字飲食店オーナーの悩み
  2. 黒字も困ってる|黒字飲食店オーナーの悩み
  3. 従業員が常に充足しており、募集なんて一度も出したことが無い、という経営者はいないと思います。日本は年々人口が減少していることもあり、どの業界も慢性的な人手不足となっています。黒字経営でも赤字経営でも人材の確保は常に頭を抱える問題ですよね。 ■人件費が高い 人工知能やキャッシャレス化等、人手不足を補うシステムは年々進化していますが、ロボットや機械が人に代わって店頭で接客をするのはまだまだ先でしょう。 また、各自治体の最低労働賃金が上昇しているのは周知の事実かと思いますが、人を新たに雇っても人件費が高くては経営を圧迫してしまいますよね。最低賃金が10円上がると、例えば月50時間働いているアルバイトの人件費は月500円上がるということです。20人いれば1ヶ月に1万円、それを12ヶ月繰り返すと12万円もの経費増加になります。 働き方改革で賃金はさらに上がっていくことが予想されるので、中長期計画を立てる時には人件費の上振れも考慮しておくべきでしょう。 ■優秀な社員が独立して辞めてしまう 責任感があり、成果を出す社員ほど、独立して自分の店舗を持ちたがる傾向があります。飲食店は特にその傾向が顕著ですね。 会社の労働力減退は痛手であり、パワーダウンしてしまう所をなんとか食い止めたいものです。その為にも、普段から特定の人物に頼り切ることがないよう、常に新しい人材を教育しておくことが大事です。 しかし優秀な社員が独立していくことは、誇らしいことですので、是非とも応援してほしいですね。 まとめ

赤字で困っていること|赤字飲食店オーナーの悩み

赤字経営ということは、経費が売上を上回っている等が原因で、資金繰りがマイナスになっていることを指します。そんな赤字飲食店オーナーはどのような悩みがあるのでしょうか。

■売上が上がらない原因がわからない
赤字になると、メニューを変えてみたり、レシピを見直したり、広告宣伝をパワーアップする等で対策をするかと思いますが、あの手この手を尽くしても売上が上がらない場合があります。
原因がわからないのに対処するのは無駄な労力や資金を使うことになりかねません。問題があるという事は必ず原因があります。その為にも日々の営業からコツコツと分析をすることが大事になります。
分析方法がわからないという方は、同じ経営者でも、経営コンサルタントでも、お客様でもいいので、周りを巻き込んで解決していきましょう。必ず答えは見つかります。

■従業員の士気が下がる
赤字経営ということは、売上が上がらず、お客様が少ない状況です。そうなるとお店に活気がなくなり、当初はやる気のあった社員やアルバイトスタッフも、気分が落ちていきます。人間なので当然ですね。士気の下がったお店にはますますお客様が寄り付かなくなり、負のスパイラルが続きかねません。
そんな状況になる前に、赤字経営を打破するための策を講じたいですね。

黒字も困ってる|黒字飲食店オーナーの悩み

黒字で経営が成り立っているのは飲食業界の3割程度とも言われています。
そんな中、「黒字経営なのに何を悩むのだ」という赤字飲食店の声が聞こえてきそうですが、黒字飲食店にも悩みはあります。

■節税対策を講じなければいけない
黒字経営の場合、まず最初に頭を悩ませるのが税金対策です。「売上が上がって黒字になった」と何も対策をせずに手放しで喜んでいては、来期に痛い目を見かねません。
黒字化して利益が出たということは、税金が上がるということです。
「節税対策をせず、財務体質の方を強化して黒字化に注力する」と判断するのも経営戦略として選択肢のひとつですが、節税について知っておくに越したことはありません。
また、決算直前になって対策をしようと思っても、短期間では間に合わない方法も沢山あります。「今期は調子がいいな」と思ったら、早めに税理士へ相談することをオススメします。

■利益の使い道を明確にする
飲食店経営にありがちなのが、目先の売上を追いかけて気持ちで乗り切っているうちに、いつの間にか黒字になっていたというパターンです。とても喜ばしいことですが、経営者は事業計画を明確にして、計画的に進んでいくのが望ましいです。
黒字化して利益が出たら、何にいくら投資して何年で回収するかを決めてありますか。
せっかく苦労して稼いだ利益が無駄にならないよう、きちんと考えておきましょう。

従業員が常に充足しており、募集なんて一度も出したことが無い、という経営者はいないと思います。日本は年々人口が減少していることもあり、どの業界も慢性的な人手不足となっています。黒字経営でも赤字経営でも人材の確保は常に頭を抱える問題ですよね。 ■人件費が高い 人工知能やキャッシャレス化等、人手不足を補うシステムは年々進化していますが、ロボットや機械が人に代わって店頭で接客をするのはまだまだ先でしょう。 また、各自治体の最低労働賃金が上昇しているのは周知の事実かと思いますが、人を新たに雇っても人件費が高くては経営を圧迫してしまいますよね。最低賃金が10円上がると、例えば月50時間働いているアルバイトの人件費は月500円上がるということです。20人いれば1ヶ月に1万円、それを12ヶ月繰り返すと12万円もの経費増加になります。 働き方改革で賃金はさらに上がっていくことが予想されるので、中長期計画を立てる時には人件費の上振れも考慮しておくべきでしょう。 ■優秀な社員が独立して辞めてしまう 責任感があり、成果を出す社員ほど、独立して自分の店舗を持ちたがる傾向があります。飲食店は特にその傾向が顕著ですね。 会社の労働力減退は痛手であり、パワーダウンしてしまう所をなんとか食い止めたいものです。その為にも、普段から特定の人物に頼り切ることがないよう、常に新しい人材を教育しておくことが大事です。 しかし優秀な社員が独立していくことは、誇らしいことですので、是非とも応援してほしいですね。 まとめ

飲食店を経営していくにあたり、赤字であっても黒字であっても悩みはつきないことがおわかり頂けたかと思います。
飲食業界に限らず、経営者である以上常に問題はつきまといますが、その状況を楽しめる人が勝ち残っていくのでしょう。
経営計画は非常に大事です。
緻密な経営計画を立てるのは難易度が高く、なかなか一人の力では難しいでしょう。経費がかかっても、税理士や経営コンサルタントと一緒に進めていくことをオススメします。

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