接客業は知らなきゃ損!押さえておきたいベストな言葉遣い3選

接客

飲食店で働いていると、お客様と接する時に敬語を使いますよね。ご存じの通り、日本語には敬語の中でも「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」の3つに分かれています。日本人でも間違った使い方をしている人は多いのではないでしょうか。
本記事では、飲食店での接客中につい使ってしまいがちな、合っているようで実は間違っている敬語をいくつかご紹介します。

  1. とにかく全体的に丁寧語
  2. お客様には尊敬語
  3. 謙譲語は、苦手としている人が一番多い敬語です。謙譲語とは、自分がへりくだって、相手を立てる時に使う敬語です。自分に向かって使う敬語といったところでしょうか。 謙譲語がスムーズに使えると接客レベルが1段階上がった気がしますね。少し難しいですが積極的に使っていきましょう。 ■×私たちも食べます → 〇私たちもいただきます 小さい頃から「いただきます」は使いますよね。元々、位の高い人からモノを貰うときに頭上(=頂き)に掲げて受け取ったことから「いただく」が使われるようになったと言われています。 ■×見てよろしいですか → 〇拝見してよろしいですか 学生さんのアルバイトは使えていないことが多い謙譲語です。「自分が見る」という行為を謙譲語にすると「拝見する」になります。 ■×もらいました → 〇頂戴しました 「もらう」は謙譲語にすると「頂戴する」「いただく」になります。「お土産を頂戴しました。ありがとうございました。」という風に使用します。 ■×はい、わかりました → 〇はい、かしこまりました つい言ってしまいがちな言葉です。 「わかった」「理解した」という意味の謙譲語は、「かしこまりました」「承知しました」を使用します。飲食の接客の場合は「かしこまりました」の方が一般的ですね。 まとめ

とにかく全体的に丁寧語

飲食店で初めてアルバイトをするような学生でも、人生で一度も敬語を使ったことが無いという事は考えにくいと思います。
学校の先生や先輩にも敬語を使うことはありますよね。しかし、学校の先生とお客様に使う敬語とでは、また少し違っています。飲食店で接客するのであれば、きちんとした敬語を使ってお客様をおもてなししましょう。

■×よろしかったでしょうか → 〇よろしいでしょうか
多くの飲食店で頻発している間違った敬語の代表格です。「今」確認しているのに「よろしかった」と過去形の確認になってはおかしいですよね。

■×こちらの方でよろしいでしょうか → 〇こちらでよろしいでしょうか
上司や目上の人に対して使う「方(かた)」と、モノの比較を示す「方(ほう)」が混じって定着してしまった敬語です。「方」は不要なので外して使いましょう。

■×ラーメンになります → 〇ラーメンでございます
こちらも飲食店でよく聞きますよね。「ラーメンになる」とはどういうことでしょうか。少し考えたらおかしい日本語だと気づくのですが、定着してしまっている間違った敬語です。

■×1000円ちょうどお預かりします → 〇1000円ちょうどいただきます
「お預かりする」のは「返す必要があるとき」のみ使用する言葉です。この場合、1000円ちょうど支払われているので、返すお金はありませんよね。「ちょうどいただきます」と頂戴して大丈夫です。

お客様には尊敬語

続いてはお客様に対して使う尊敬語です。接客経験のある方は、尊敬語が適切に使えず、言葉に詰まったり、噛んでしまったりした経験があるのではないでしょうか。
尊敬語にありがちな間違いをいくつかご紹介しますが、どこが間違いなのかわからない例があるはずです。自分の普段の接客を振り返ってみましょう。

■×お客様が言っています → 〇お客様がおっしゃっています
「言っています」は丁寧語ですが、お客様に対して使う言葉ではありません。「おっしゃる」もしくは「言われる」を使うのが正解です。

■×お客様が来ます → 〇お客様がいらっしゃいます
「店長、お客様が来てますけど、、」はNGです。正しくは「店長、お客様がいらっしゃいました」もしくは「お越しになりました」ですね。

■×お客様が見ているメニュー → 〇お客様がご覧になっているメニュー
「ご覧になる」は使えると非常に便利です。「ご覧の通り当店は、、」「ご覧いただいたメニューは、、」「本日はご覧の黒板メニューが、、」等、使い勝手が良いので覚えておきましょう。

■×座ってお待ちください → 〇お掛けになってお待ちください
一見、間違っているように思えない敬語ですよね。「座ってください」は目上の人や年配の人に対してかなり失礼な言葉遣いです。確実に覚えておきたい敬語のひとつです。

謙譲語は、苦手としている人が一番多い敬語です。謙譲語とは、自分がへりくだって、相手を立てる時に使う敬語です。自分に向かって使う敬語といったところでしょうか。 謙譲語がスムーズに使えると接客レベルが1段階上がった気がしますね。少し難しいですが積極的に使っていきましょう。 ■×私たちも食べます → 〇私たちもいただきます 小さい頃から「いただきます」は使いますよね。元々、位の高い人からモノを貰うときに頭上(=頂き)に掲げて受け取ったことから「いただく」が使われるようになったと言われています。 ■×見てよろしいですか → 〇拝見してよろしいですか 学生さんのアルバイトは使えていないことが多い謙譲語です。「自分が見る」という行為を謙譲語にすると「拝見する」になります。 ■×もらいました → 〇頂戴しました 「もらう」は謙譲語にすると「頂戴する」「いただく」になります。「お土産を頂戴しました。ありがとうございました。」という風に使用します。 ■×はい、わかりました → 〇はい、かしこまりました つい言ってしまいがちな言葉です。 「わかった」「理解した」という意味の謙譲語は、「かしこまりました」「承知しました」を使用します。飲食の接客の場合は「かしこまりました」の方が一般的ですね。 まとめ

使い慣れないと難しい敬語ですが、正しい敬語がきちんと使えている飲食店は好印象を与えることができます。
一方で、敬語が使えないアルバイトや社員がいると「この店は教育してないのか」とイメージダウンしてしまいます。
知っていないと恥ずかしい敬語は意外と多いので、従業員がお客様にどうやって話しているか注意して見ておくとよいかもしれません。

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