飲食店を経営すると年収っていくら?気になる内訳と年収アップのコツ

飲食店

飲食店を経営したいと考えている人にとって、気になるのが自分の年収ですよね。
飲食店の経営者というと、派手な生活をしていたり、外車に乗っていたりするイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、飲食店を経営するには多額の費用がかかり、派手な生活どころか、実際には黒字経営にするのも難しいのが現実です。
今回は、飲食店オーナーの年収についてお話していきます。

  1. 飲食店オーナーの平均年収は600万前後
  2. 飲食店が赤字に陥る原因
  3. 経営者自身の年収をアップさせるには、お店の売上を上げなければいけません。そこで多くの人が考えるのが客単価のアップですね。しかしこの方法は、日々の売上だけを見れば効果的ですが、慎重に戦略を練って取り組まないと危険な面もあります。 例えば、単価を上げた場合、今まで来ていた客層が変わる場合があります。ランチ800円が1000円になったらどうでしょうか。一時的に売上は上がりますが、リピーターが減り、最終的にはお客様の減少につながる恐れがあります。 客単価アップという方法は、取り入れやすい一方でリスクが伴う為、安易に行うのはオススメしません。 しかし新しいメニューや企画を考えたとしても、それがいきなり大売れして劇的な変化があるというのも、考えにくいでしょう。 現実的に自分の年収を上げたいとすれば、まずは経費節約を第一に取り組むべきです。 無駄な光熱費はかかっていないか、いつの間にか材料費が上がっていないか、スタッフは適切な配置になっているか等、見直すべきポイントは沢山あります。 地道な作業ですが、お金持ちほど、意外とケチで倹約家だったりするものです。 目の前の売上を追う前に、一度お店全体を見直す機会を作ってはいかがでしょうか。 まとめ

飲食店オーナーの平均年収は600万前後

日経レストランONLINEの独自調査によると、2017年の飲食店経営者の平均年収は約600万円前後だと公表されています。高いと思ったか安いと思ったかは人によりますが、600万円というと一般的な企業の課長クラスといったところでしょうか。
ちなみに、同じく2017年の全国平均世帯年収は540万程度となっていますので、飲食店経営者は平均より少し上になります。飲食店を経営する人は夢や自由を手に入れる為に開業する方が多いと思いますので、好きなことができて年収600万円であればなかなか良いお給料のような気もしますね。
さらにその600万円という年収は、経営者自身の努力次第で手に入れることができるので、20代で実現することも可能ということです。
しかし一方で、驚くようなデータもあります。個人の飲食店は、その7割が赤字経営だと言われているデータです。そしてその赤字経営者の平均年収はおよそ300万円。黒字経営者の半分ですね。年収300万というと、新卒1年目の給料ぐらいなので、家族を養っている方や子供が大学に行っているような家庭は、まさしく火の車といったところでしょう。
せっかく自分のお店を持ち、夢を実現させたというのに7割が赤字になってしまうとは、現実はかなり厳しいものがあります。

飲食店が赤字に陥る原因

それでは何故、7割もの飲食店が赤字に陥ってしまうのでしょうか。色々な要因がありますが、いくつか代表的な問題をご紹介します。

■そもそも開業資金が十分ではなかった
飲食店開業には驚くほどの費用がかかります。相当小さな規模の居抜き物件でも、数百万はかかると見込んだ方が良いでしょう。
そんな時どうするかというと、銀行から融資を受けますね。融資を受けたお金は月々返済しなければいけませんから、始めに自己資金をどれだけ用意できるかがスタートの決め手になります。
また、開業してもすぐに黒字になることは考えにくく、半年は赤字でも経営できる程度の運転資金が必須です。
この運転資金が用意できないお店は、半年以内に潰れてしまう確率が高くなります。

■思ったように集客が出来なかった
立地が悪い、お店が目立たない、広告宣伝費が足りない等、様々な理由でお客様に認知されなかった場合は、当然売上げが立ちません。
この集客は本当に大事で、その物件を決める前に入念にリサーチしておくことをオススメします。「予算に合う物件だったから」だけで決めては非常に危険です。その近くに、競合店がいたらどうなるでしょうか。稼ぎ時の時間帯に、人通りが少ない場所だったらどうなるでしょうか。
運転資金が十分であれば、スタート時に集客できなくても持ち直せるかもしれませんが、お客様が来ず売上が立たず、ただ減っていく残高と日々にらめっこするのは精神的にもキツイものがあります。

経営者自身の年収をアップさせるには、お店の売上を上げなければいけません。そこで多くの人が考えるのが客単価のアップですね。しかしこの方法は、日々の売上だけを見れば効果的ですが、慎重に戦略を練って取り組まないと危険な面もあります。 例えば、単価を上げた場合、今まで来ていた客層が変わる場合があります。ランチ800円が1000円になったらどうでしょうか。一時的に売上は上がりますが、リピーターが減り、最終的にはお客様の減少につながる恐れがあります。 客単価アップという方法は、取り入れやすい一方でリスクが伴う為、安易に行うのはオススメしません。 しかし新しいメニューや企画を考えたとしても、それがいきなり大売れして劇的な変化があるというのも、考えにくいでしょう。 現実的に自分の年収を上げたいとすれば、まずは経費節約を第一に取り組むべきです。 無駄な光熱費はかかっていないか、いつの間にか材料費が上がっていないか、スタッフは適切な配置になっているか等、見直すべきポイントは沢山あります。 地道な作業ですが、お金持ちほど、意外とケチで倹約家だったりするものです。 目の前の売上を追う前に、一度お店全体を見直す機会を作ってはいかがでしょうか。 まとめ

飲食店の経営者は、確かに儲けようと思えば青天井でとても夢のある世界が広がっています。しかし、そこには常にリスクが伴い、上述したように赤字店舗7割という厳しい現実があります。
とにかく開業資金と運転資金は大事です。
しっかりとした地盤があって初めて長く経営できるスタートが切れるので、事業計画は綿密に行っておきましょう。

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