有名な経営者のありがたい言葉9選｜日本国内から海外の経営者まで

世界には何億という数の会社があり、その数だけ経営者がいます。成功する経営者もいれば、失敗する経営者もいて、起業した会社が1年後も存続している確率は50％、さらに10年後にも残っている確率はおよそ5％だという説もあります。
そんな中でも世界に名を轟かせる経営者たちがいます。
今回はそんな偉大な経営者について、ご紹介をしていきます。

有名な経営者みんながやっていたこと

有名な経営者には共通してもっているマインドがあります。並べて見てみると、小学校の時に習ったような事ばかりですが、この当たり前を日々積み重ねていくことが大事なのでしょう。

■素直な心を持つこと
「素直」という言葉は色んな捉え方をすることができます。
例えば、「私利私欲にとらわれない」「謙虚であること」「どんな意見も耳を傾けること」等、挙げればキリがありません。
しかし素直な心を持つ、ということは社会人になって世間や社会に揉まれる事でどんどんと難しくなっていきます。みなさんも覚えがあるはずです。新卒入社時の何でも頑張れた気持ちと、社会人生活が何年も過ぎた今では、きっと心持ちが変わっていますよね。
気持ちを維持するのは難しいですが、その素直さが、視野を広げ、信頼を集め、人を集め、引いては会社を繁栄させていくことに繋がっていきます。

■今、この瞬間を一生懸命に生きること
有名な経営者は明確な目標を持っています。そしてそれを実現する為には、日々をおろそかにする時間は無く、ひたすら前を向いて進んでいくしか無いことを知っています。
毎日働いていると、やるべき事を先延ばしにしたり、惰性で動いてしまったり、誠意を持った対応ができなくなったりします。
しかし、そんな無駄なことをしている時間が勿体ないのです。
毎日、毎秒、今この瞬間を全力で生きることが次のステップへの力となっていくのです。

■成功するまで諦めないこと
かの有名なトーマス・エジソンの名言にも「失敗は勉強だ」という言葉がありますが、有名な経営者にも「失敗」という言葉は無いようです。失敗は常に勉強であり次への糧になります。
そしてそれを絶対に諦めなければ必ず「成功」するのです。
言葉にすれば当たり前ですが、多くの人は、成功する前に諦めてしまいます。そうなると、今までの「失敗」は糧ではなく「失敗」のままで終わってしまうということです。

日本の有名な経営者

日本にも有名な経営者は沢山います。
社会人であれば一度は目にしたことがあるであろう有名な経営者をご紹介します。

■松下幸之助
パナソニックを一代で築いた名経営者です。遺された名言は数多く、松下氏に関するビジネス書は数知れません。
パナソニックは今でこそ誰もが知る会社ですが、始めは2畳の工場からスタートします。松下氏は「生産者の使命はこの世に物資を満たし、不自由をなくすのが務めだ」という想いで、世のため人のために謙虚に情熱をもって会社を大きくしていきました。
その熱く優しい人柄から、ビジネスマンにも熱烈なファンが多く、各所で松下氏を題材とした講演が開かれたり、教材に使われたりしています。

■稲盛和夫
京セラ・KDDIの創立者で、松下氏と同様に多くのビジネス書が世に出ています。最も有名な著書に「生き方」という書籍がありますが、そのタイトルの通りに、正しい生き方とは何かを常に模索し、自分と戦ってきた愚直な経営者です。
「人間として正しいことを追求する」という強い指針があり、全くブレないその姿勢は多くのビジネスマンの胸を打っています。

■豊田喜一郎
日本人で知らない人はいないであろう大企業、トヨタ自動車の2代目社長です。
松下氏、稲盛氏のように情熱的な名著を書いているわけではありませんが、間違いなく、日本の自動車技術を世界に知らしめた偉大な経営者の一人です。
「ムリ・ムラ・ムダ」を一切なくすというトヨタ生産方式は、自動車業界に勤めていなくても聞いた事があるのではないでしょうか。
そのストイックな生産体制と考え方は、喜一郎氏亡き今も同社に強く根付いています。