集客に効果バツグンなチラシとは｜ポスティングと新聞折込どっちが効果的？

飲食店の広告宣伝で一般的かつ導入しやすいのが「チラシ」です。
経営者としてもイメージがしやすく、チラシを出すと一定の効果が出ることもわかっているので、利用している飲食店も多いのではないでしょうか。しかしチラシはそれなりの経費がかかるものです。
本記事はチラシ集客の現状についてお伝えしていきたいと思います。

チラシの「反応率」とは

チラシというと紙に白黒やカラーの印刷をして、その紙を配布する広告宣伝方法です。街頭で配ったり、ポスティングしたり、新聞折込にしたりと配布方法は様々ですが、どの方法で配ってもおおよその反応率は決まっています。
多くて0.3％、少なくて0.01％という統計になっているのが現状です。0.01％というと、1万部配って1人から反応が来るということです。最大値の0.3％でも、1万部配って30人ですね。
今までチラシを配ったことがない経営者は、この数字に驚かれたのではないでしょうか。（ただ、この数字は完全なる新規顧客に向けたチラシの反応率なので、既存顧客や見込み客であれば数字が変わってきます。）
このように、チラシの反応率はかなりシビアな数字となっています。チラシをA4カラーで１万部印刷するだけでも数万円かかりますから、例えば3万円で刷って1名反応では「割に合わない」と思って当然でしょう。しかしここでわかって頂きたいのは、「チラシ配布=直接回収」にはならないという点です。
チラシを配ることで人々の目に留まり、すぐに来店とは行かずとも知名度は上がります。それがクチコミになって細々とでも繋がっていけばいつかは来店に繋がる可能性があります。チラシを配るなら、一時期の反応率に一喜一憂せずにいたいですね。

反応率を上げるために必要な要素

チラシを見て1名来てくれるか、30名来てくれるかでは日々の売上に大きく影響があります。
少しでもチラシの反応率を上げる為にはどのような方法があるか、一部をご紹介します。

■ターゲットを絞る最も大事なことは、そのチラシをどんな人に見てもらいたいか、どんな人に店に来てもらいたいかをリアルに想像しながらチラシを作成することです。
例えば、食欲旺盛な男性に来て欲しいのに、かわいいPOPなチラシだとどうでしょうか。おしゃれな女性に来てほしいのに、センスの無い文字だらけのチラシだったらどうでしょうか。ポイントは、ターゲットを明確にし、細かい人物像まで設定することです。「その人物がこのチラシを見たら店に来たいと思うか」をとことん考えることが大事です。
「チラシなんて作れない、難しそう」という人でも、最近は簡単にチラシ作成ができるPCソフトや、安価な印刷所（デザイン含む）もありますので、試してみることをオススメします。

■クーポンをつける王道の方法ですが、新規顧客獲得の場合は最も効果的だと言っていいでしょう。チラシを見て「美味しそう、行ってみたい」と思ったとしても、実際の反応率は0.01～0.3％です。店に足を運んでもらうキッカケを少しでも作ることが重要です。一度来てもらえれば、店の良さがわかってクチコミで広がっていくかも知れませんよね。「生中１杯無料」でも「１千円OFF」でもいいです。
この店に行けばお得なことがある、と印象付けて足を運んでもらいましょう。