接客業なら知らなきゃ恥ずかしい!接客7大用語「いかのおおあし」を徹底解説

接客

みなさんは「接客7大用語」をご存じでしょうか。ひと昔前は、「接客5大用語」と言われていましたが、時代の移り変わりとともに「お詫び」をすることが多くなり、お詫びをする2語が増えて「接客7大用語」に変化してきました。
飲食店で接客をする上で必ず口にするこの接客7大用語を適切に使って、接客の基本を抑えましょう。

  1. 接客の基本は「いかもおおあし」
  2. 間違いがちな接客用語3選
  3.   接客7大用語は日頃よく口にする事もあり、つい慣れてしまって惰性で使ってしまいがちです。初心に戻って、接客用語を使う際の基本を抑えておきましょう。 ■お客様の顔や目を見て発声する レジを見て伏し目がちに「ありがとうございました」と言っていることは無いでしょうか。接客用語は単なる挨拶ではなく、気持ちをこめて使うものです。 作業をしていたり忙しい時こそ、お客様の顔を見て接客用語を言って欲しいですね。 ■TPOに合わせたトーンで発声する 例えば「ありがとうございました」は元気に発声し、「申し訳ございません」はお詫びをする気持ちをこめて少し声のトーンを落として発声する等で、状況に応じて使い分けましょう。 また、お店の雰囲気によっても使い分けが必要な場合もあります。静かで大人な雰囲気のお店で、元気いっぱいハツラツで挨拶をすると、違和感がありますよね。それを聞いたお客様がどう感じるかを考えて発声できると、なお良いでしょう。 ■気持ちを込めて発声する 繰り返しになりますが、接客用語は気持ちを込めて伝えることがとても大事です。「申し訳ありません」と言葉では言っているのに、気持ちが無くてお客様に伝わらず、かえって怒らせてしまった経験はないでしょうか。 気持ちは言葉に乗ります。日々仕事をしていると忘れてしまいがちですが、心をこめて接客をしていきたいですね。 まとめ

接客の基本は「いかもおおあし」

接客7大用語は、頭文字を取って「いかもおおあし」と覚えることができます。普段何気なく使っていますが、改めて使用シーンを確認していきましょう。
い:いらっしゃいませ
か:かしこまりました
も:申し訳ございません
お:恐れ入ります
お:お待たせしました
あ:ありがとうございます
し:少々お待ちください

■いらっしゃいませ
お客様を出迎える時に使う言葉です。「お店に来て欲しい」「来てくれてありがとう」という気持ちをこめて使います。

■かしこまりました
お客様からオーダーを受けた時や、頼まれごとをした時に使う言葉です。

■申し訳ございません
謝罪をする時に使う言葉です。お客様に対して迷惑をかけた時に使います。

■お待たせいたしました
「お待たせして申し訳ございませんでした」という気持ちで使う言葉です。日本の場合、提供時間が短くてお客様に迷惑がかかっていなくても使うことが多いですね。

■恐れ入ります
お客様のことが恐いから使うのではありません。お客様に対してお願いをする時に使います。

■ありがとうございました
感謝を伝える時の言葉です。接客7大用語としては「ありがとうございます」を利用する場合もあります。

■少々お待ちください
お客様を待たせることがわかっている場合に使います。申し訳ないという気持ちを含んでいます。

間違いがちな接客用語3選

続いて、つい使ってしまいがちで間違っている接客用語です。日本語として間違っているにも関わらず、飲食店では間違った日本語が定着している現状があります。
沢山ありますが、今回はよくある3つの間違いをご紹介します。

■「~という形になります」
間違った例)
「こちらはソースをかけていただく形になっております。」
「恐れ入りますがこちらでお待ちいただく形になります。」
恐らく、丁寧に伝えようという気持ちから定着してしまったのでしょうが、そもそも「形」の無いサービスに対して「形になります」と言っている時点でおかしいですよね。

正しく言い換えた例)
「こちらはソースをかけてお召し上がりください。」
「恐れ入りますがこちらでお待ちください」

■「どちらにいたしますか」
間違った例)
「店内とテラス席、どちらにいたしますか。」
間違っているように聞こえない敬語ですが、「いたす」は謙譲語なのでお客様を低く見ていることになってしまいます。正しい使い方はこちらです。

正しく言い換えた例)
「店内とテラス席、どちらになさいますか」
「なさる」は尊敬語なので、お客様を上に見ている敬語です。難しいですが覚えておきましょう。

■「~になっております」
間違った例)
「こちらが当店自慢のオムライスになっております。」
「100円のお釣りになります。」

「なる」という日本語は、「変化する」という意味がある為「なっております」は不自然な表現です。「オムライスになっております」だと、「オムライスになる前は何だったの?」と聞き返したくなる間違った敬語です。
以下のように、「ございます」で言い切ってしまう形が正解です。
「こちらが当店自慢のオムライスでございます。」
「100円のお釣りでございます」

  接客7大用語は日頃よく口にする事もあり、つい慣れてしまって惰性で使ってしまいがちです。初心に戻って、接客用語を使う際の基本を抑えておきましょう。 ■お客様の顔や目を見て発声する レジを見て伏し目がちに「ありがとうございました」と言っていることは無いでしょうか。接客用語は単なる挨拶ではなく、気持ちをこめて使うものです。 作業をしていたり忙しい時こそ、お客様の顔を見て接客用語を言って欲しいですね。 ■TPOに合わせたトーンで発声する 例えば「ありがとうございました」は元気に発声し、「申し訳ございません」はお詫びをする気持ちをこめて少し声のトーンを落として発声する等で、状況に応じて使い分けましょう。 また、お店の雰囲気によっても使い分けが必要な場合もあります。静かで大人な雰囲気のお店で、元気いっぱいハツラツで挨拶をすると、違和感がありますよね。それを聞いたお客様がどう感じるかを考えて発声できると、なお良いでしょう。 ■気持ちを込めて発声する 繰り返しになりますが、接客用語は気持ちを込めて伝えることがとても大事です。「申し訳ありません」と言葉では言っているのに、気持ちが無くてお客様に伝わらず、かえって怒らせてしまった経験はないでしょうか。 気持ちは言葉に乗ります。日々仕事をしていると忘れてしまいがちですが、心をこめて接客をしていきたいですね。 まとめ

普段何気なく使っている接客7大用語は、相手の気持ちを考えて使うことがとても大事です。
お店によってはお客様と会話をする機会がほとんどないケースもありますが、接客用語は発することでお客様に気持ちを伝えられる良い手段です。
とても短い言葉ではありますが、お店に来てくれてありがとう、という気持ちを込めて日々接客をしていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました